男性という性には

「守る」「養う」「与える」

という、美しい本能があります。

 

〜縄文時代か、そのはるか昔。狩りから帰って、得意げに矢尻で仕留めた鹿を、棒に引っ掛けて村に帰ってくる、

髭もじゃで筋肉隆々、虎の皮でも着た男性をご想像ください。

村で久しぶりの動物の肉を待っていた、女性や子どもたちの、嬉しそうな顔を目に浮かべながら・・ 〜

 

日本では昨今、”女性性の解放” が流行り言葉までになり、ベリーダンスも大流行り!

ようやく、性と身体という、女性の持つ動物的・生理的な部分の叡智や力が、

媚びているだ何だと言われず、蔑まれることなく、受け入れられてきている、感があります。

 

が、逆に、ジェンダー平等社会の中での”男性性の解放”は、まだ、あまり、深く追求されていません

例えば、上記のような男性の野生の本能が、”前時代的だ” ”ただのマッチョだ”と馬鹿にされるか、逆に

”男たるもの、こうあるべきだ!”と、まさに封建主義そのもの、女性からの視点を無視したところで止まっているか、

両極端が大半だ、と感じます。

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個人的な話ですが、一度、強烈な経験をしました。

男性パートナー(プライベートのパートナー)と一緒に、ワークショップを企画した時です。

私は、そのワークショップをカップルとして、一緒に立ち上げて進める事に対して、

大きな使命感と喜び、興奮を感じていて、高いモチベーションで

コンセプトや内容をデザインし、どんどんとリードしていきました。

 

その間、私の男性パートナーは、「いまいちイメージが湧かない」「考えてみる」

と言いながら、何のインプットも出てこないまま、日が流れ・・・私の不安は募っていきました。

「どうなの?何か意見とか、アイディアないの?」とつつけど、何も出てきません。

 

ワークショップの日が近づく中、相手はついに、

「女に引っ張られるのはごめんだ。萎える」

「俺は降りる」

と言い始めたのでした。

 

エッツ! ハッツ!? 耳を疑いました。

 

ジェンダー平等で育った私には、”人権侵害”としか思えない言葉。

それが、平然と発しられた事に対して、

”私のパートナーは、明治生まれの男のような生き物だったのか?!いやむしろその感覚、18世紀だろ?!”

”一体、どういう神経で、そういう事が口にできるわけ?!?!”

私はアンドロメダ星雲の裏側まで、ドン引き。

 

引きながらも、キャンセルできないワークショップに向けて、自分のショックを隠しながら、準備を何とか進め、

実施する中、彼のサポタージュは止まることなく、、、

その後の関係性は、急な坂を転がり落ちるボールのように下降していきました・・・

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女性が力を持つ と言う事に、男性は、無意識の脅威を感じるものなんです。

はい、ここで、いつも女性を支えている「良い」男性が、

「俺は、全然そんなことはないよー。男のプライドなんて、つまらんもんだ。

俺は余裕ありありだから、女性に頑張ってもらって、引っ張ってもらって大丈夫〜」

と言っているのが、聞こえます。素晴らしいですね〜。

本当に余裕があって言っている、22世紀型の男性である場合と、

まだ引っ掛かりがあるのに、それに無意識に気づいていない場合がありますが。

 

女性が男性と「肩を並べて」出世を目指し、同じ職業に就き、学位を取り、という中で、

男性の生理の根本にある

「守る」「養う」「与える」という本能が、根本から脅かされていることに、

どれだけのキャリア女性が、気がついているのでしょうか。

 

男性から、何かを奪っているつもりはなくても、女性が男性と肩を並べることで、結果的に男性は、

「与える」先=「受け取ってくれる」女性性を見失い、自分がなぜ存在しているのかを、無意識的に感じられなくなります。

(性的にも、セックスレス社会とこのテーマ:男性が与える先がなくなること は、関連していると思います)

男性が、自分から力が奪われる、と感じた時、男性はいろんな形で女性を阻もうとします。

(ご家庭や職場などで、経験ありますでしょうか)

協力すると言ってしない。

聞こえないふり。

ガラスの天井を、他の男性と力を合わせて、楽しく作ってみたりする。

 

数百年、数千年にわたって、人間扱いされなかったり、権利がなかったり、売買の対象になったり、

様々に”抑圧”されてきた女性が、「私達を人間扱いして!」と、切実な声を上げ始めたのが、20世紀。

1世紀以上を経た21世紀の今日も、女性と男性の間での協働、といいながら、力の取り合い、裏返して言うと、

私/俺を認めてくれ〜! と言う魂の叫びの不毛な投げ付け合い(笑)が、

男女間で続いていることは、まちがいないです。特に職場では。

20世紀の女性の 「私を認めて!」 「私、男性と同じぐらい、できるもん!」 を超えて、

21世紀の女性は 「男性を受け止める」「男性を深く知る」「男性を受け入れる」 スキルと意識へと、

シフトしていくことが、大切ではないでしょうか・・・・ これは私自身への、メッセージでもあります。

 

そして男性は、人権や平等の建前の中で発揮されていない本能が、思ってもない方向へ

暴走しないように、自分に向き合い、女性と共にそれを慈しみ、解放していく時が、来ていると思います。

 

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