前回のブログでは、女性の人生に取って、時間を取って、リトリートに投資することが、いかに大切か、を熱弁しました。
さて、とうとう、ダンスと女性性について、書きます。
ヨガ・瞑想リトリートを通じ、リトリート概念に触れ、女性的なスピリチュアリティへのアプローチに慣れ始めた私。
この頃、無性に”踊りたく”なっていました。踊るのは、気持ちいい事だからです。
「どうせなら、いい踊りをしたい」という、ぼんやりとした意図を持ったまま、偶然出会った、コンシャス・ダンス。
日本でも教えられている、5リズムのクラスに行きました。
衝撃でした!
クラブやダンスクラス以上にガンガン踊れて、しかしその背後にある明確な意図 – 聖なる空間へつながっていく事、
癒し、が、見事に実現される事。
クラブとはまったく違う、安全な場と、優しく、オープンなコミュニティ。
そして、背後にある、しっかりとしたヒーリングとトランスフォーメーションの、構造。
平日はガッツリと、リサーチ・アナリストとして経済データや地理データや統計ソフトを扱いまくりながら、
ワシントンDCで、今でも私が敬愛するティーチャー、Ann Kiteのこの5リズム・コミュニティに、3年間通い詰めました。
Ann Kiteは、5リズム以外の様々なコンシャス・ダンスのトップティーチャーを、世界中から自分の街に呼んで
ダンス・リトリートを開催するという、すごい事ができる人でした。
おかげで私は、Open Floor、Azul、と言った、似て異なるコンシャスダンスへのアプローチを、世界のトップティーチャー達が
地元まで来てやってくれるリトリートを通じて、習えるという、ありえないラッキーな経験をし続けました。
伝説の砂漠フェス、バーニングマンにも、ただ10日間コンシャスダンスを踊り続けたい、の一心で参加。
2016年にアメリカを出てからも、ありとあるところで踊り続けてきましたが、
そのうちに、浮かび上がってきたものは・・・
・感情を感じて、体を通じて、表現する事が、どんどんと可能になっていった。
ロジックで行きてきた私が、アクセスできなかった部分。女性性の一つである、感情と、豊かな表現。
音楽に、心、感情、体を乗せて、フリーフォームならではの自由自在な動きの中で、感情と表現が、
自然と生まれていきました。
・曲線的な、柔らかい、しなやかな動きが、出てくるようになった。考えから、直感とハートへの移行。
プロダンサーと違い、どう動こうかと振り付けを考える事や、美しくあろうと考える事はほとんどなく、
鏡もほとんど見ないで踊っていますが(コンシャスダンスは鏡を見ずに踊ります)、
コンシャス・ダンスに入り込む前の自分は、確実に、箱に収まったような、直線的な体の動かし方をしていたと思います。
体が変わると、思考も変わる。直線的でロジカルな思考から、直感と、ハートベースの発想に、シフトして行きました。
正直、女性の思考回路が、それまで殆ど理解できなかったぐらい、私は男性社会で男性的な思考に訓練されて生きてきて、
ロジックの通ってないもの、頭を通じてプロセスされていないものを、受け付けられない所まで近づいていました。
ダンスを通じて、ハートチャクラと直感:女性性のチャクラがオープンになった、とも言えます。
・自分らしく生きるための、強さと勇気が芽生えた。
一方で、強さと勇気も、芽生えてきていました。
自分に正直に、隠すところなく、全てを表現する。その中から、周りが私に期待する生き方ではない、
私の魂が、本当に求める生き方とは何か、その模索へと向かって行って、構わない、という、自分への許可を与える、
与えるための勇気が、自然に芽生えて行ったのでした。
アメリカで大学院を出て、やっと手にした、大きな組織での安定した仕事を去って自分の道を追求する という決断も、
ダンスなくしては、ありえなかった事だと思っています。